
ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第5回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。
おすすめCD:トッド・ラングレン「Wizard a True Star」(1972年/Bearsville)
ご存知の通り、レピッシュの3rdアルバム「カラクリハウス」をプロデュースしてくれた、トッド・ラングレン大先生です。サイケデリックファーズやXTCの名プロデューサーとしても有名です。基本的には、メロディアスな楽曲を世の中に送り出すのが得意な人ですが、その時のトッドのやりたい形態でフルバンドから一人のソロワークまでこなします。
このアルバムは、ソロワークの中で1973年に生まれたもので、A面が全曲つながったサイケディリック調で、B面がmotownの名曲のカバー集となってます。
A面はまさにジェットコースター!一つの音が次の楽曲につながるように計算
トッドのアルバムの中では、変りダネのもので、自宅録音に一番凝っていたころのものだと思われます。表紙のジャケットからアート性が高くトリップ感が漂っています。A面はまさにジェットコースターで一つの音が次の楽曲につながるように計算されています。並べられた音たちは等間隔に進んで行き、節々にアート性を感じます。B面ではトッドの歌のうまさが際立ち、それまで影響を受けたものへのリスペクトも感じられます。
トッドフリークの中では、一番人気の高いアルバムではないと思うのですが、私は好きなアルバムですね。レピッシュのメンバーも音楽の父と慕っています。
■MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL
■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。


