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【MAGUMIの音楽玉手箱:第13回】XTC「Black Sea」(1980年/Virgin Records)

XTC「Black Sea」

ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第13回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。

おすすめCD:XTC「Black Sea」(1980年/Virgin Records)

このバンドほど変化をしていった人たちは珍しいと思います。今はアンディ・パートリッジ1人だけどね(笑)。

1982年に熊本から私は上京しまして、その当時、ツバキハウスというディスコで夜な夜な踊り狂っていました。その時、「Black Sea」の中から 「Generals and Majors」と「Living Through Another Cuba」がよくプレイされていて、仲間内でもテーマ曲のようになっていました。そんな感じで私の音楽観を変えた1枚でもあります。

XTCはエクスタシーの略から名を付けたバンドで、初期はpunkバンドから始まりました。それから徐々にnew waveの影響を受け、このアルバムはXTCの音楽性の中では中期的な位置の作品です。曲中にティンバレスを使ったりしてlatinとの融合を図りrockとdance musicを近づけました。初期のレピッシュでも影響を受けています。

これ以降はpsychedelicのアルバムを作ったりしながらも、徐々に崇高な音楽を目指していったように思われます。ビートルズのpop性を後の世代に伝えた重要な位置にいたバンドであったことも付け加えておきます。

余談ではありますが、トッド・ラングレンがプロデュースしたXTCの「Skylarking」のレコーディングの後に、レピッシュの「KARAKURI HOUSE」を録ったのですが、アンディ・パートリッジがトッドと相当折り合いが悪かったらしく、他のメンバーからお詫びの手紙が届いてました(笑)。

MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL

■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。