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【MAGUMIの音楽玉手箱:第28回】フィッシュボーン「Fishbone」(1985年/Sony)

フィッシュボーン「Fishbone」(1985年/Sony)

ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第28回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。

おすすめCD:フィッシュボーン「Fishbone」(1985年/Sony)

ともかく、このバンドほどハチャメチャでパワーとスピード感を持ったものたちを知りません。まさしくストリートから生まれたバンドで、最初はメンバーが、近所の仲間が集まり100人ほどいたらしいのですが、最終的に、先鋭の6人に落ち着きました。

60年代のskaは、跳ねて陽気に、2TONEのskaは、8beatでクールに、その後に生まれたフィッシュボーンは、跳ねてスピード感を増し、爆発させました。同じ頃、hiphopもすごいムーブメントになろうとしていました。しかし彼らは、同じ黒人なのに、skaとreggaeとfunkとrock’n rollをミックスして、これまでにない新しいmixture rockを完成させました。

このアルバムは、その記念すべきデビューミニアルバムです。まだレッド・ホット・チリ・ペッパーズもskater rockと言われていた頃で、このバンドがmixtureの先駆者と言っても過言ではないでしょう。ska好きの方なら、このアルバムから「PARTY AT GROUND ZERO」は聴いたことがあると思います。この曲の持つダイナミズムは、今の時代でも驚異的です。

フィッシュボーンとは、今まで多分5、6回ほど、レピッシュと対バンをしているのですが、私たちもけっこう体力には自信があって、その辺のバンドには負けないと思っていたのですが、この人たちは、まずバネが違い、まさしく気が狂ったカール・ルイス6人を相手にしているようなもので、ものの違いをよく見せつけられました。

初めて渋谷公会堂で、フロントアクトに出させてもらった時に、日本人のオーディエンスは、口をポカンと空けて、レピッシュを見ていたのですが、フィッシュボーンのメンバーだけが、会場で大騒ぎをして踊っていました。その後も、音源をくれとせがまれて、とても嬉しかったのを覚えています。

現在は、メンバーも変わってしまい、ちょっと残念なのですが、2007年には「STILL STUCK IN YOUR THROAT」が出ています。1曲目の「Jack Ass Brigade」は、相変わらずハチャメチャなスピード感です。メンバーが変わっても、最強のライバルですね。

MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL

■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。