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【MAGUMIの音楽玉手箱:第38回】リリー・アレン「Alright, Still」(2006年/EMI)

リリー・アレン「Alright, Still」

ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第38回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。

おすすめCD:リリー・アレン「Alright, Still」(2006年/EMI)

彼女が登場したときは、久々にskaの歌姫が現れたかと思いました。

レコード屋をよくぷらぷらするのですが、昔からついskaという文字を見ると、手に取り買ってしまうという癖を持っております。そんな中で、リリー・アレンを発見して、何かジャケットの感じだと、あまり期待をしていなかったのですが、家で聴いてみると、捨て曲なしの大当たりでした。

それからライナーノーツを覗くと、スリッツの元メンバーの娘だったり、父親は人気コメディアンのキース・アレンだったり、13回も転校や退学を繰り返した挙句、15歳で学校に通うことを断念したり、Myspaceでボーイフレンドとの揉め事や芸能人の辛口批評をブログに上げて予想外の注目を集めるようになったりと、ずいぶん話題性が多く、自由な女性であることを知りました。それでいて、キュートなところがまた素晴らしいですね。

アルバムとしては、生演奏というより、DJ的な発想で、サンプリングをけっこう駆使している感じがします。1stアルバム「Alright, Still」からのリミックス盤とかもテクノっぽいアレンジがしてあります。何か速いskaとかが入っている訳ではなくて、サウンドエフェクトでひずませて遊んだりして、古っぽく渋く聴かせたり、ちょっとhip hopっぽいリズムを導入したりして、クラブとかでかかっていても違和感がない仕上がりになっています。

また、popな旋律を歌うリリー・アレンの声も、新人とは思えないはまり方で、デボラ・ハリーのような気だるい歌い方に可愛さがミックスしています。

2007年の恵比寿リキッドルームのライブを見たのですが、メンバーの失敗を笑い転げて、途中で歌えなくなるは、MCしながら煙草はぶかぶか吸うは、ステージでも彼女はとても自由なのが分かりました。それも含めてすごく楽しかったんですけどね。

2ndアルバム「It’s Not Me, It’s You」もけっこう気に入っているのですが、skaの曲が入ってなかったのがちょっと残念だったかな。

MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL

■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。