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【MAGUMIの音楽玉手箱:第10回】キリング・ジョーク「Killing Joke」(1980年/E.G.)

キリング・ジョーク「Killing Joke」(1980年/E.G.)

ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第10回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。

おすすめCD:キリング・ジョーク「Killing Joke」(1980年/E.G.)

広い意味でのpunkというジャンルの中では、一番好きなバンドかもしれません。industrialミュージックの元祖とも言えます。punkサウンドを最初にアート的に仕上げたバンドだと思います。

このアルバムはキリング・ジョークの1stで1980年に出されたものです。セックスピストルズやクラッシュなどのサウンドとは異なり、ドラムパターンやギターを繰り返すフレーズで、今のclubサウンドにも繋がる手法を確立したと思います。ボーカルのジャズ・コールマンが元々progressive rockのファンということもあり、その辺の影響が出たのではないかと思います。

歌詞的にはこのアルバムでの代表曲「Wardance」のタイトルで分かるように、メッセージ色の強いものが多いです。2ndアルバムの「What’s THIS For…!」までこのサウンドの特徴が生かされています。3rdアルバムから80年代の後半まで徐々にシンセサイザーも増えて、new wave色が強くなっていきます。

2009年に来日したときは、1日目が1stと2ndから、2日目が全体からのメニューという夢のような体験をしましたが、待ち合わせをしている訳でもなく、昔の友だちが10人ほど集まりキリング・ジョークを酒の肴に、2日間続けての同窓会のようになってしまいました。

参考までに2010年にはアルバム「Absolute Dissent」(宣戦布告)を出しています。タイトルから分かるように相変わらずですね(笑)。

MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL

■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。