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【MAGUMIの音楽玉手箱:第14回】レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Mother’s Milk」(1989年/EMI)

レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Mother’s Milk」

ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第14回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。

おすすめCD:レッド・ホット・チリ・ペッパーズ「Mother’s Milk」(1989年/EMI)

世界中がmixture rockに引きずり込まれるきっかけとなった最重要な作品です。

これまでのレッド・ホット・チリ・ペッパーズは、hardcore punk寄りで、アメリカの西海岸のラフなファッションとも重なりskater rockと呼ばれていました。激しいステージパフォーマンスはこの頃からで、ライブハウスを圧巻する存在でした。その激しさからオーディエンスが無差別に発砲して死亡事故が起きたり、ギタリストのヒレル・スロヴァクがヘロイン中毒死するなどしたり、バンドにとって不幸なことが続きました。そんなこともあり、ドラマーのジャック・アイアンズが脱退し、絶望的な中、新たなメンバーとしてギタリストのジョン・フルシアンテとドラマーのチャド・スミスを迎え、この「Mother’s Milk」というアルバムで奇跡の復活を遂げます。

強力なドラマーを迎えることで、ベースのフリーの最速チョッパーも活きる場所ができ、音楽的に大きくfunk寄りに転換することが出来ました。ジョン・フルシアンテも現在の3大ギタリストに数えられる一人で、新たなジャンルを作る重要なパートナーとなりました。また、funkの大御所であるジョージ・クリントンをプロデューサーに起用したことも、このアルバムが大成功を収めた要因になっていると思います。この後のレッチリは、基本的にはこの路線の延長線上で作品を現在まで作っていると思います。rockファンの皆さまなら、その後の活躍はご存知だと思います。

初めて聴いたとき、体が高揚するリズム感になんじゃこりゃと驚き、新たなpunkな衝動だとショックを受けたものです。間違いなく時代が変わると確信した感覚を覚えています。プロモーションビデオの破天荒ぶりにも大笑いして友だちによく見せたものです。90年代を迎えるにあたって、時代を予言しているアルバムです。

あっ、参考までにボーカルのアンソニー・キーディスが一番好きです(笑)。

MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL

■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。