
ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第22回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。
おすすめCD:エボニー・ボーンズ「Bone of My Bones」(2009年/Sunday Best)
昔から、女性のアンテナの高さには驚かされてきましたが、最近の女性アーティストにも圧倒されっぱなしです。
ここで紹介するエボニー・ボーンズことエボニー・トーマスは、「骨は、死んで埋葬されても朽ちることがない自分の一部であり、自分にとって音楽はそういうものだから。」という理由で、ボーンズを名乗るようになりました。彼女のファッションは大胆で、アルバムの表紙に見られるように、へアースタイルはハート型だし、まるでピエロをさらに派手にしたような原色の衣装で包み、ブランドものには興味がないらしく、バンドのメンバー含め全部、彼女のデザインです。
音楽も彼女のファッション同様、とてもカラフルである意味ミクスチャー的です。1stアルバムにしては、音の出し入れがとても上手で、音の強弱やdub処理もとても面白く出来ています。メンバーに日本人のギタリストがいたり、ドラマーがメキシコ人だったり、ロンドンのバンドなのですが、こちらもカラフルなサウンドの要因になっていると思います。
2009年のフジロックのホワイトステージに出たらしいのですが、まるでジプシーのような出で立ちのカラフルなファッションと音で、オーディエンスを新しい渦に巻き込んだらしいです。
彼女の初期衝動の詰まった、朽ち果てないアルバムを経験してみる?
■MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL
■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。


