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【MAGUMIの音楽玉手箱:第35回】デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ「Searching for the Young Soul Rebels」(1982年/EMI Records)

デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ「Searching for the Young Soul Rebels」

ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第35回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。

おすすめCD:デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ「Searching for the Young Soul Rebels」(1982年/EMI Records)

オープニングが、ラジオのチューニングをしながら、ディープ・パープル、ピストルズ、スペシャルズの曲が次々と流れ、“燃やしてしまえ”というボーカルのケビン・ローランドの言葉から始まり、軽快なトロンボーンの演奏が始まる。衝撃のまさにnew waveの暴れん坊です。

ケビン・ローランドは、ミュージシャンにありがちな、けっこう気難しい人みたいで、レコード会社と揉めては、レコードのマスターテープを盗みに入り、問題になったり、素行も荒かったらしいです。そんなこともあり、アルバムのメンバーは、その時々で違います。

このバンドで一番ヒットした曲は、「Come On Eileen」というアメリカのビルボードチャートでNo.1になったシングルがありますが、この曲は2ndアルバム「Too-Rye-Ay」に入っていて、このアルバムには入っていません。しかしながら、それを差っ引いても、この1stアルバムの全体の荒々しさや、曲のインパクト、時代の幕開けのような存在感が素晴らしいです。

イギリスのチャートでは、モッズ族のアイドルだった黒人soulシンガー、ジーノ・ワシントンを歌った「Geno」というシングルが一足速くNo.1ヒットとなりました。この曲が今でも粋な感じがして、痺れるんだよね。この他にも、先ほどのオープニングの「Burn It Down」も名曲です。

編成も面白く、ホーン隊がいたり、バイオリンがいたり、バンジョーがいたりもします。全員がオーバーオールを着ていたのもインパクトがありました。昔、府中に住んでいた頃、ロンドンナイトの大貫憲章さんが、自由が丘の「バナナトリップ」というバーで毎週DJをしていて、よく遊びに行っていましたが、私のその時の記憶のテーマソングが、まさしくこのアルバムです。レピッシュ自体としても強い影響を受けました。

MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL

■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。