
ミクスチャーロックバンド「LÄ-PPISCH(レピッシュ)」のボーカル・MAGUMI(マグミ)によるおすすめCD紹介連載の第36回。MAGUMIがDJの際に持ち歩く「音楽玉手箱」(CDボックス)から、おすすめCDをピックアップして紹介する。
おすすめCD:レイジ・アゲインスト・ザ・マシーン「Rage Against the Machine」(1992年/Epic)
静寂を切り裂く空間、ダイナミックなリズム隊、智恵を駆使した変態ギター、鳴り止まぬシャウト、阿吽の呼吸、怒りのパフォーマンス、どれをとっても一級品で、その記念すべき1stアルバムです。
まず、ジャケットから凄い。抗議のため焼身自殺するベトナムの僧侶の写真を使い、自らのメッセージのために、音楽を利用することを最初から明言したバンドです。しかも、これだけ反米の曲を歌って、爆発的に売れたバンドも無いと思います。
一応サウンドは、mixtureの元の形になっている形態の一つで、hard rock的なアプローチとdubサウンドを融合し、バックトラック的な整理されたものにrapとシャウトが乗っかるという手法をとっていると思います。
まぁ、このパンチ力は、なかなか真似できるものではありません。チェ・ゲバラの肖像画と逆さまの星条旗も、ライブ会場では強いインパクトを残します。
■MAGUMI AND THE BREATHLESS OFFICIAL
■LÄ-PPISCH(レピッシュ)
1987年にシングル「パヤパヤ」でメジャーデビュー。同曲は、トヨタのCMに起用されヒットするなど、80年代のバンドブームをけん引したバンド。現メンバーは、MAGUMI (ボーカル・トランペット)、杉本恭一 (ギター・ボーカル)、tatsu (ベース)。MAGUMIは、レピッシュの活動に加え、自身のバンド「MAGUMI & THE BREATHLESS」でも活動を続けている。また、DJとしても都内のライブハウスやクラブで精力的に活動中。


